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岩礁

タイトルはなんでも良いのです。岩礁と言っておりますが岸壁でも良くて、見ようによっては樹皮にも見えます。つまり最近はこのようなものから題材を得たものばかり描いています。大き目の平筆を使って、サイズによってはむしろ刷毛でも良いくらいなのですが、大降りに筆を払うように使って意気のよい筆跡を残したいのです。

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私はかなり昔から丁寧に細かく仕上げられた絵が何故か苦手で遂に最近はこのようなスタイルになりました。なるべくは大雑把が好みですが、その必要があってもし細部まで描くとしても可能な限りはこの感じを残したいのです。

使う筆は必ずしも高価なものは必要なくてむしろ絵画用ではない代物が安価で気兼ねなく使えます。高価な筆も必要な場合があるにはあるでしょうが、むしろ筆に遠慮しないという点ではなるべく気安く使えるものの方が良いと思います。もともと文具でアートをうたい文句にしております。

以前から勝手に言っております。絵を描くのではなく筆跡が絵になっていく、これが楽しいのです。そして、例え泥汁でもそれは成り立つをモットーにしております。さすがに泥汁を使う必要はありませんがね。これは例えです。つまりどんなものでもアートをすることは可能でございますね。

長い中断の後、絵を再開してもう七年くらいになりますが、その当時からは随分変わってしまいました。そもそもは油彩で美術団体に所属していたので毎年の出品に大作を描いていました。大作といってもサイズがデカイだけの凡作ばかり描きましたが、それも事情があって中断しました。再開するにあたっては様々な事情で油彩はしんどい。なので水系の絵具で始めたのですが、こんなに描けなくなっているのかと自分でも情けなく思いました。本当に全く描けなくなっていました。

以後七年、その当時に描いていたものと今ではもう世界が変わってしまっています。しかし同時に、七年もかかってこんなものかというガッカリも存在します。今や既にボケ防止そのものになってしまいましたが、それでも絵がどうなっていくかはそれなりに自分でも興味深いところです。

なかなか難しいものではあるのですが、どうせ人は生きている間は何かをしているものです。

浜までは 海女も蓑着る 時雨かな

まったくこれでございますね。

by yumewomitamae | 2025-11-17 10:15 | アート | Comments(0)