目覚めた骸骨

先日の続きみたいなものです。色々やってて偶然に出てくるイメージを楽しむ。オーッとところが、たまにこういうのも出てくる。それだっていいじゃないか。アートはなんでもありです。

それにしてもなんで骸骨がでてくるかな。別に頼んでないのですがね。絵には時々偶然にこういうものが現れます。以前から述べている現象ですね。勝手気ままなイメージを描いたら必ずどこかに何かが現れる。どうせならいっそそれを楽しみましょう。最近はすっかりこれが楽しくてこっちばかりやってますがその内また具象に戻ります。一度手掛けたことは捨てられないのですね。

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ところで、ぼんやり絵を描きながらつらつらと考えるのです。そろそろ私も本当に隠居かも知れない。今だって事実上それみたいなものです。何しろ一年に僅かしか仕事をしないけど、眼の衰えとともに、それも段々と辛くなってきました。何とかなっている限りは依頼があれば続けるのですが、そうやっているから、いつ仕事が入るかも知れないと、あまり遠方へは出かけなくなって久しいのです。他のゴタゴタしたこともあって、もうそろそろ仕事から足を洗おうなどと思っています。

仕事の分がなくなったって、もう住宅ローンも終えているし、倹しくやれば年金と貯金の切り崩しでやっていけます。勿論贅沢はできませんが、元々が安上りの生き物です。これまでにちょっとやり残したこととか行ってみたいところとか、まだ体の動くうちだということもあるので、あれこれ考えます。

急にやめると言ったら相手がどういうかも気になりますが、少しずつ遠ざかって、自然消滅になれば幸い。いつかはこう言う時が来るのです。

と言いながら、どうしてもと言われれば断れずに相変わらず続けているかも知れません。優柔不断を絵に描いた性格です。しょうがないですね。いつまでも目覚めない。