2025年 07月 12日
ブチュブチュッとやりましたぜ
ブチュッとつっ突くようにして描く絵でございます。描けるもののあれこれは一応後にして何が出るかをむしろ遊び心でやってみましょう。と言って他人に勧めてもしょうがないですが、普段でも私はこういうことをやっています。
遊びと言ってしまったら一々また言葉に絡む人が出てくるのですが、ここは遊びでもよろしいのです。物事ひとつトライする時にあまり講釈ばると面白くありません。とにかくやってみようでトライするのです。これも一つの物事の積み重ねでございます。
これは別の、より小さな絵の描き出しですが、最初はこんな感じで始まるのですね。適当にブチュブチュやれば粗密ができます。その出来具合を見ながら進めるのです。例えば白い紙に点をひとつ打ったとします。次に打つとすればどこに打ちたいか。そこに打ったら次はどこか。そうやって繰り返していくと段々と画面に面白い模様と言うか粗密ができてきます。それ自体が、ある時は頷けたり、またある時はちょっと首を傾げたりと様々な感覚を私たちにもたらします。でもそれは私たちの感覚の一体どこからくるものでしょうか。ある時は頷けたりある時はもうひとつだと思ったり。
実はこういうことを研究している絵描きさんも存在しておられまして、私自身も非常に興味深いことだと思っています。どなただったかお名前を記録していませんが、過去に見事な作品を見かけたことがあります。そこには別に何が描かれているのでもない。ただ無数に点があちこちに打たれているだけです。でも唸らせるものがあった。このことは機会があるごとに語っています。某先生と同じと言ってはおこがましいですが、このような取り組みも少し似た部分があると自分では考えています。絵画は自分が取り組んでいるスタイルが最も上位にあるのだと思っている人は、少し頭を空にしてみるのも悪くないと思います。
潰れてしまったような筆が面白いと以前か言っております。筆もむしろ安物が面白い。この筆も100均です。第一筆に遠慮があったらこういうことはやりにくいものです。日頃貧乏しているというのも理由ではありますがね。ホッホッホ。貧乏なりに居酒屋へ通い、時には転倒もするのですね。
転倒も三度目となるとやばいので、ちょっとは用心しないといけません。今度は骨折するかもしれない。その時絵の具袋など持っていてバーンと弾けたら面白い模様ができるかも知れんな、とまあそういうことばかり考えております。
by yumewomitamae
| 2025-07-12 20:36
| アート
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