2024年 11月 09日
叢樹
三國連太郎さんが演じた利休の映画だったと思うのですが、大きめの刷毛を滑らせて襖絵を完成させるシーンがありました。あれは、多分等伯じゃなかったかと思うのですが、違ってたらごめんなさい。なかなかうまくそのシーンを撮影しておりまして、何度も撮り直しをするわけにもいかないので演じた人は大変だったのじゃないかと思いますが、そこはしかし映画屋のテクニックがあるのでしょう。カットを繋いだりしてね。しかし、描く者としてはあの雰囲気が欲しいと思うのです。無限の修練を繰り返した人の一発決め。
凡人にはまず無理です。一発決めを言いたがる人も現実には居ますが、まあ、あまりおっしゃらぬ方が…と思います。人は自分が見えない以上に自分の絵が見えません。
----------------------
こんなのが何で入ってくるかと思うのですが、実はカメムシって現在の家の中で見た記憶はないのです。コオロギ、ムカデ、アシダカグモ、蛾、蜂、ナメクジ、カマドウマ--となんでもござれですが、カメムシは珍しい。
それでふと思ったのですが、何カ月も前から木を切っていて、その種類もいくつもあって、枝は何とか細かくして捨てるのですが葉っぱの掃除ができないままです。そういう部分には繁殖するとか書いてありまして、ちょっとギョッとしました。多少はやらんといかんかな。
でもね、そうしている内に寒くなっちゃったのですよ。ここから先は虫も少ない。ちょっと前までは蚊も居たけど、それももう居ません。なので、まあ大丈夫だろうと思っています。
この連中は害虫なので悪い噂ばかりでその滑稽な形からするとちょっと気の毒な気がします。臭いを出すとか、その辺があれみたいですが、幸いそれはありませんでした。このまま玄関からポイしてやりましたが、多少はマシな評価もないのですかね。
しかし虫連中は冬をどうやって過ごすのでしょうかね。地中でじっとしているのでしょうね。普段あまり考えたこともないですが、世の中は不思議なことばかりです。