男衾の弾薬庫跡を訪ねる--1

前回歩いた寄居近辺には、ちょっとばかり興味深い廃墟があることを知りました。三ケ山と言うところに旧陸軍の弾薬庫が廃墟となって残っているというのです。この場所は意外にもGoogleのストリートビューにもはっきりと記述されていまして、あちこち探索場所を探している私としては全く不注意でした。訊けばなんでも熊谷には旧軍の飛行場があったそうで、その場所はJR籠原駅をやや西に行くと現在自衛隊の基地がありますが、その辺りだったようです。弾薬を運ぶための線路もあったと言います。その辺りを地図で調べてみると三ヶ尻となっていますが、三ケ山とか三ヶ尻とか、どんな謂れでこんな地名になるのか、それもちょっと興味深いところです。

東武東上線の男衾と鉢形のどちらからでも歩けるのですが、やや近く分かりやすいと思った鉢形駅から歩くことにしました。磯村建設の関係で歩いた場所をもう一度行く感じです。駅からブラブラ、国道254を越えてちょっと行くと結構大きな幼稚園があります。若竹幼稚園。

敷地が結構広くて私が通った幼稚園と比較するとマンモス幼稚園です。近隣の居酒屋さんで訊いたら子供の頃は皆ここらしいです。子供の頃に通った幼稚園がある街に今も住んでいるオッサン。これって結構凄いんじゃないかな。地域性かな。

ということは小学校も中学校も高校も皆近所ですね。寄居高校も寄居中学もある。勿論小学校もある。転々とした私には考えられない世界です。同窓会なんか忙しいでしょうね。三つも四つもあるんだから。交通費は要らないでしょうが、昔の悪さなんかずっと言われますね。都会ならともかく狭い町で目立って悪いことをした奴なんかは他所へ行くしかないですね。それとも全部笑い話になるのかな。

私なんか言われると嫌なこといっぱいあります。大阪だから交通費も宿泊代もかかる。もう出る気ないですね。

余計な話でした。とにかくそのまま歩きます。周辺はのどかそのもの。人の姿がないです。考えてみたらこの風景で外でやることなんかないでしょうね。畑仕事だけです。あとは車が通るだけ。

時々ポツンと工場があるのが山と畑の片田舎特有の光景です。時々こういうのをチェックして道を確かめて進みます。

駅から2キロくらい歩いたのか、やがて目的地への入り口に達しました。確かこの奥の林の中です。目印になる青い家が見えたら右に入るのですが、普通の民家なのでそれは載せられません。三ケ山集会所を横に見て進みます。ポツンとあるトイレが寂しそうです。臭い抜きの煙突が見えるので物置ではなくトイレだと思いますね。

地図ではもうちょっと先かなと思っていたのですが呆気なく現れました。もっと朽ち果てた如何にも私好みの立ち入り困難を想像していたのですが、そうでもなくてちょっとがっかりでしたが…。

記事が長いと疲れますので以後は続きます。悪しからず。